Kurobe Art Research vol.2
生誕100年 毛利武士郎と黒部
2023年4月15日(土)- 6月25日(日)
黒部市美術館
黒部市にゆかりのある作家を紹介するシリーズKurobe Art Researchの第2回目は、生誕100年を迎える毛利武士郎です。毛利は1992年からの晩年の約12年間、黒部市の山側地域にアトリエと自宅を構え、制作活動に没頭しました。彼に黒部移住の契機をもたらしたのは、富山県立近代美術館で開催された『現代日本美術の展望-立体造形』展で毛利を担当した黒部市出身の学芸員の柳原正樹でした。そして、毛利没後には、そのアトリエを「シーラカンス 毛利武士郎記念館」として運営してきました。そこは今でもなお、地域の芸術活動を支える重要な拠点となっています。
本展は、「シーラカンス 毛利武士郎記念館」と共催で、毛利作品の初期から晩年までの創作を俯瞰的に振り返るとともに、富山や黒部との関わりについてご紹介します。
シーラカンス毛利武士郎記念館 展覧会情報
●2023こぶし記 展
4月15日(土)-4月30日(日)10:00~16:00 *月曜休館
毛利を偲んで2006年に開催、2015年からは隔年ごとに行われてきたグループ展。
●武士郎の手仕事
5月12日(金)-6月4日(日)11:00~16:00 *月曜休館
株式会社七彩時代に制作に携わった照明器具や記念品の他、《最後の審判》を模した石膏のレリーフ等を展示。
●「かすがい」と「まる」木呼里 安達直樹
6月10日(土)-6月25日(日)10:00~16:00 *会期中無休
自然木を活かした家具の展示。
休館日
「2023こぶし記 展」「武士郎の手仕事」は月曜休館、展覧会開催期間以外は休館
閲覧料
無料
連絡先
富山県黒部市栗寺41
上記の会期中に、併せてみられる毛利武士郎作品及び資料
《哭Mr.阿の誕生》1983年、石膏、黒鉛
「倉吉DNAの碑 マケット」2000年、黒御影石、ステンレススチール
その他、作業台やその周辺の小作品、小物等
黒部市美術館での展覧会についてはこちらをご覧ください。